7版,2009年 | N0 | N1 | N2 | N3 | M1a | M1b 遠隔転移 |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|
T1 | T1a(≦2cm) | ⅠA | ⅡA | ⅢA | ⅢB | Ⅳ | Ⅳ |
T1b(2-3㎝) | ⅠA | ⅡA | ⅢA | ⅢB | Ⅳ | Ⅳ | |
T2 | T2a(3-5㎝) | ⅠB | ⅡA | ⅢA | ⅢB | Ⅳ | Ⅳ |
T2b(5-7㎝) | ⅡA | ⅡB | ⅢA | ⅢB | Ⅳ | Ⅳ | |
T3 | T3(>7㎝) | ⅡB | ⅢA | ⅢA | ⅢB | Ⅳ | Ⅳ |
T4 | T4 | ⅢA | ⅢA | ⅢB | ⅢB | Ⅳ | Ⅳ |
肺癌の分類
TNM臨床病期分類(UICC-7版,8版対比表)
8版,2017年 | N0 | N1 | N2 | N3 | M1a | M1b 単発 遠隔転移 |
M1c 多発 遠隔転移 |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
T1 | T1a(≦1㎝) | ⅠA1 | ⅡB | ⅢA | ⅢB | ⅣA | ⅣA | ⅣB |
T1b(1-2㎝) | ⅠA2 | ⅡB | ⅢA | ⅢB | ⅣA | ⅣA | ⅣB | |
T1c(2-3㎝) | ⅠA3 | ⅡB | ⅢA | ⅢB | ⅣA | ⅣA | ⅣB | |
T2 | T2a(3-4㎝) | ⅠB | ⅡB | ⅢA | ⅢB | ⅣA | ⅣA | ⅣB |
T2b(4-5㎝) | ⅡA | ⅡB | ⅢA | ⅢB | ⅣA | ⅣA | ⅣB | |
T3 | T3(5-7㎝) | ⅡB | ⅢA | ⅢB | ⅢC | ⅣA | ⅣA | ⅣB |
T4 | T4(>7㎝) | ⅢA | ⅢA | ⅢB | ⅢC | ⅣA | ⅣA | ⅣB |
日本肺癌学会編:肺癌取扱い規約第7版(p5,2010)および第8版(p6,2017).金原出版より作成
TNM分類(8版,2017年)
T ― 原発腫瘍
- TX:
- 原発腫瘍の存在が判定できない,あるいは喀痰または気管支洗浄液細胞診でのみ陽性で画像診断や気管支鏡では観察できない
- T0:
- 原発腫瘍を認めない
- Tis:
- 上皮内癌(carcinoma in situ):肺野型の場合は,充実成分径0cmかつ病変全体径≦3 cm
- T1:
- 腫瘍の充実成分径≦3cm,肺または臓側胸膜に覆われている,葉気管支より中枢への浸潤が気管支鏡上認められない(すなわち主気管支に及んでいない)
- T1mi
- :微少浸潤性腺癌:部分充実型を示し,充実成分径≦0.5cmかつ病変全体径≦3 cm
- T1a
- :充実成分径≦1cmでかつTis・T1miには相当しない
- T1b
- :充実成分径>1cmでかつ≦2cm
- T1c
- :充実成分径>2cmでかつ≦3cm
- T2:
- 充実成分径>3cmでかつ≦5cm,または充実成分径≦3cmでも以下のいずれかであるもの
- 主気管支に及ぶが気管分岐部には及ばない
- 臓側胸膜に浸潤
- 肺門まで連続する部分的または一側全体の無気肺か閉塞性肺炎がある
- T2a:
- 充実成分径>3cmでかつ≦4cm
- T2b:
- 充実成分径>4cmでかつ≦5cm
- T3:
- 充実成分径>5cmでかつ≦7cm,または充実成分径≦5cmでも以下のいずれかであるもの
- 壁側胸膜,胸壁(superior sulcus tumorを含む),横隔神経,心膜のいずれかに直接浸潤
- 同一葉内の不連続な副腫瘍結節
- T4:
- 充実成分径>7cm,または大きさを問わず横隔膜,縦隔,心臓,大血管,気管,反回神経,食道,椎体,気管分岐部への浸潤,あるいは同側の異なった肺葉内の副腫瘍結節
N ― 所属リンパ節
- NX:
- 所属リンパ節評価不能
- N0:
- 所属リンパ節転移なし
- N1:
- 同側の気管支周囲かつ/または同側肺門,肺内リンパ節への転移で原発腫瘍の直接浸潤を含める
- N2:
- 同側縦隔かつ/または気管分岐下リンパ節への転移
- N3:
- 対側縦隔,対側肺門,同側あるいは対側の前斜角筋,鎖骨上窩リンパ節への転移
M ― 遠隔転移
- M0:
- 遠隔転移なし
- M1:
- 遠隔転移がある
- M1a:
- 対側肺内の副腫瘍結節,胸膜または心膜の結節,悪性胸水(同側・対側),悪性心囊水
- M1b:
- 肺以外の一臓器への単発遠隔転移がある
- M1c:
- 肺以外の一臓器または多臓器への多発遠隔転移がある
日本肺癌学会編:肺癌取扱い規約第8版(p6,2017).金原出版より引用
TNM分類(7版,2009年)
T ― 原発腫瘍
- TX:
- 原発腫瘍の存在が判定できない,あるいは,喀痰または気管支洗浄液細胞診でのみ陽性で画像診断や気管支鏡では観察できない
- T0:
- 原発腫瘍を認めない
- Tis:
- 上皮内癌(carcinoma in situ)
- T1:
- 腫瘍最大径≦30mm,肺か臓側胸膜に覆われている,葉気管支より中枢への浸潤が気管支鏡上なし(すなわち主気管支に及んでいない)
- T1a:
- 腫瘍最大径≦20mm
- T1b:
- 腫瘍最大径>20mmでかつ≦30mm
- T2:
- 腫瘍最大径>30mmでかつ≦70mm,または以下のいずれかであるもの
- 主気管支に及ぶが気管分岐部より≧20mm離れている
- 臓側胸膜に浸潤
- 肺門まで連続する無気肺か閉塞性肺炎があるが一側肺全体には及んでいない
- T2a:
- 腫瘍最大径>30mmでかつ≦50mm
- T2b:
- 腫瘍最大径>50mmでかつ≦70mm
- T3:
- 最大径>70mmの腫瘍;胸壁(superior sulcus tumorを含む),横隔膜,横隔神経,縦隔胸膜,壁側心膜のいずれかに直接浸潤;分岐部より2cm未満の主気管支に及ぶが分岐部には及ばない;一側肺に及ぶ無気肺や閉塞性肺炎;同一葉内の不連続な副腫瘍結節
- T4:
- 大きさを問わず縦隔,心,大血管,気管,反回神経,食道,椎体,気管分岐部への浸潤,あるいは同側の異なった肺葉内の副腫瘍結節
N ― 所属リンパ節
- NX:
- 所属リンパ節評価不能
- N0:
- 所属リンパ節転移なし
- N1:
- 同側の気管支周囲かつ/または同側肺門,肺内リンパ節への転移で原発腫瘍の直接浸潤を含める
- N2:
- 同側縦隔かつ/または気管分岐部リンパ節への転移
- N3:
- 対側縦隔,対側肺門,同側あるいは対側の前斜角筋,鎖骨上リンパ節への転移
M ― 遠隔転移
- MX:
- 遠隔転移評価不能
- M0:
- 遠隔転移なし
- M1:
- 遠隔転移がある
- M1a:
- 対側肺内の副腫瘍結節,胸膜結節,悪性胸水,悪性心嚢水
- M1b:
- 他臓器への遠隔転移がある
日本肺癌学会編:肺癌取扱い規約第7版(p3-4,2010).金原出版より引用