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肺がん検診用として推奨する胸部X線デジタル画像の読影用モニタの条件について

肺がん検診委員会からのお知らせ

有効な肺がん検診を実施するためには、適切な条件で撮影された胸部X線画像を、適切な条件で読影することが必須です。胸部X線検査は、間接もしくは直接X線撮影によるフィルム診断から、デジタル撮影とモニタ診断が主流になりつつあります。モニタは明るさが不足すると、結節影の検出率が低下し、診断には不適切であることが示されています。しかしながら、胸部X線デジタル画像の読影用モニタの条件については、これまで明確に定められていなかったため、地域・施設によっては胸部X線デジタル画像の読影に適さないモニタを用いている事例が認められます。そのため、日本肺癌学会集団検診委員会では以下の項目についてホームページを通じて周知を促すことといたしました。

各医療機関、検診実施施設の皆さま方にはぜひご参照いただき、適切な肺がん検診の実施にご協力いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

2016年5月1日

日本肺癌学会集団検診委員会
委員長 佐川元保

肺がん検診用として推奨する胸部X線デジタル画像の読影用モニタの条件

胸部X線デジタル画像の読影用モニタについては、日本医学放射線学会が定めたガイドラインにより画素は1M以上が必須とされ、さらに最大輝度が350cd/m2以上の明るいモニタが推奨されていますので、これに準拠することが望ましいと考えます1)。

1)デジタル画像の取り扱いに関するガイドラインver.3. 日本医学放射線学会電子情報委員会. 2015.4



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