現在のところ,抗がん剤(細胞傷害性抗がん薬)やEGFR阻害薬などの分子標的治療薬による治療を受ける患者さんと生活をともにしている家族の健康への影響は報告されていません。
細胞傷害性抗がん薬や分子標的治療薬は投与後しばらくの間,その成分などが尿や便に残ります。そのため,これらの薬剤が排泄される尿や便,吐物には素手で触れないように注意したほうがよいでしょう。具体的には,
など,一般的な衛生意識をもって生活するようこころがけましょう。
また,患者さんご自身や家族の判断で錠剤を粉砕したり,割ったり,カプセルを開封したりすることはしないでください。