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(会員各位)東日本大震災被災地におけるがん患者さん受け入れに関して

日本肺癌学会会員各位

 

被災地におけるがんの外来化学療法対象患者に対する支援について

「がん薬物療法専門医会」よりご連絡申し上げます。

「東北地方太平洋沖地震」におきまして、被害にあわれた皆様には心よりお見舞い申し上げます。現在懸命の救助活動が行われているとうかがいますが、お一人でも多くの命が救われることを心よりお祈りすると同時に、医学・医療の一端を担う「がん薬物療法専門医会」(日本臨床腫瘍学会)においてもできる限りの支援を提供申し上げたいと存じます。

今回の大震災では重症患者への対応、透析患者などに対する医療資源の分配などが最優先で取り組まれていることと存じます。その中で、外来で化学療法を受けているがん患者は当然優先順位が落ちるかと存じます。しかしながら、命にかかわる重大な病気を抱えてベストの治療を受けたいと希求しているがん患者にとって、自分たちよりも優先順位の高い患者がいることは十分理解しているものの、あるいは十分理解しているからこそ、それによって自らの治療に支障が生じることに無念の思いが大きいとも察せれらます。

日本臨床腫瘍学会認定の「がん薬物療法専門医会」に所属する多くの専門医より、このような患者のために臨時で外来、ないしは入院で化学療法継続の機会を提供するとの申し出がありました。交通機関の問題もあり、解決は容易ではないとは存じますが、転入院により、あるいは何とか交通手段を見つけられる場合、近隣の親戚やホテルから通院できる条件のある患者を一人でも受け入れることができれば誠に光栄です。

このような医療提供を申し出ている施設、連絡担当者、対応可能ながん種のリストは日本臨床腫瘍学会HP<http://jsmo.umin.jp/oshirase/20110315.html>および「がん薬物療法専門医会」HP<http://oncology.umin.jp/jisinenjo.html>に掲載しております。急いで作成したものですので、若干の齟齬がある可能性もあります。できれば両方をご参照下さい。

先生方がDMATなどでご活躍の際に、あるいは現地で上記の悩みを抱えている医療施設、医師などがいましたら、上記情報をお伝え下されば誠に幸いに存じます。

2011年3月15日

日本臨床腫瘍学会「がん薬物療法専門医」会

 



 



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