第14回肺がん医療向上委員会
最近の肺がん治療(特に薬物療法)の進歩は目覚しく、従来の殺細胞性薬剤(いわゆる抗がん剤)に加え、分子標的薬、また最近では新しい作用機序を有する免疫チェックポイント阻害剤が上市、保険適応され、肺がん領域においても治療成績の改善に期待が寄せられています。
特に、新規作用機序を有する免疫チェックポイント阻害剤については、既に複数の薬剤が承認になっており、今後も新規免疫チェックポイント阻害剤の承認が予測され、現在も数多くの治験(臨床試験)が進行中です。
このようなことから、本会では、再度、免疫チェックポイント阻害剤をテーマに慶応義塾大学医学部先端医科学研究所 細胞情報研究部門 教授 河上 裕先生に同領域における最新の研究の動向について、また委員長の中西洋一先生に肺がん領域における進歩についてお話しいただきます。
さらに、講演後には講師、肺がん向上委員会委員、患者さん代表らへの無記名の質問票にお答え頂くQ&Aセッションも予定しておりますので、是非、多くの皆様のご参加をお待ちしております。
<講演1>「免疫チェックポイント阻害剤の研究:最近の動向と課題」
慶応義塾大学医学部先端医科学研究所 細胞情報研究部門 教授 河上 裕先生
<講演2>「免疫チェックポイント阻害剤:肺がん領域における臨床使用における現状と課題」
九州大学大学院呼吸器内科学分野教授 中西 洋一先生