第44回肺がん医療向上委員会 WEBセミナー
2023年12月15日(金)にウェブ配信にて開催された「第44回肺がん医療向上委員会WEBセミナー」の動画です。
第44回肺がん医療向上委員会 WEBセミナー
平素は日本肺癌学会 肺がん医療向上委員会に多大なるご理解とご支援を頂き心より御礼申し上げます。
さて、当委員会では、異なる業態・業種の方々が一体となって、肺がん医療(がん医療)の正しい情報発信に取り組んでおります。
今回は、15歳~39歳を指すAYA世代(Adolescent&Young Adultの略で思春期・若年成人のこと)の肺がんをテーマにとりあげます。最新の統計によると、年間で全がん罹患者数は約100万人そのうち約20,000人が、AYA世代で「がん」との診断を受けています。
現在、肺がんは、大腸がんに次いで罹患者数第2位のがんですが、多くは高齢者に発症し、AYA世代の肺がんは0.4%であり、その実態については十分に把握されていません。
しかしながら、AYA世代のがんにおいては、就学、就職、結婚、出産など、高齢者のがんでは問題とならないライフイベントの問題も有しています。これらのことから、第4期がん対策推進基本計画においても「ライフステージに応じた療養環境の支援」の分野別目標にAYA世代のがんが掲げられています。
このような背景より、今回、医療者からは葉 清隆先生(国立がん研究センター東病院 呼吸器内科)、AYA世代での肺がん罹患者からは清水 公一さんにご講演いただき、それに加え、総合討論を企画しました。
ご多忙の折とは存じますが、是非多くの皆様のご視聴をお待ちしております。
日時:2023年12月15日(金)18:00~19:30
主催:特定非営利活動法人 日本肺癌学会 https://www.haigan.gr.jp/
後援:がん情報サイト「オンコロ」 https://oncolo.jp/
<Opening Remarks>
司会:鈴木実(肺がん医療向上委員会委員長/熊本大学呼吸器外科)
<講演①>「AYA世代の肺がん(医療者の立場から)」
演者:葉 清隆(国立がん研究センター東病院 呼吸器内科)
<講演②>「AYA世代の肺がん(患者の立場から)」
演者:清水 公一(社会保険労務士事務所Cancer Work-Life Balance)
<ディスカッション>
ファシリテーター:
柳澤 昭浩(日本肺癌学会Chief Marketing Advisor)
パネリスト:
葉 清隆(国立がん研究センター東病院 呼吸器内科)
髙濱 隆幸(近畿大学 腫瘍内科)
清水 公一(社会保険労務士事務所Cancer Work-Life Balance)
<Closing Remarks>
小栗 鉄也(肺がん医療向上委員会副委員長/名古屋市立大学地域医療教育研究センター)