EBMの手法による肺癌診療ガイドライン2017年版 ver1.1
悪性胸膜中皮腫・胸腺腫瘍含む
第1部.肺癌診療ガイドライン
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Ⅱ.非小細胞肺癌(NSCLC)
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◆文献検索と採択(術前呼吸機能・循環器機能評価) (臨床病期Ⅰ-Ⅱ期) (臨床病期ⅢA期) (臨床病期ⅢA期T4N0-1) (リンパ節郭清) (T3臓器合併切除(肺尖部胸壁浸潤癌以外)) (気管支・肺動脈形成) (同一肺葉内結節) (他肺葉内結節) (異時性多発癌) (胸腔鏡補助下肺葉切除) (術後経過観察) (低悪性度肺腫瘍(カルチノイド,粘表皮癌,腺様嚢胞癌))
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- 3-1.術前治療
- CQ1.臨床病期Ⅰ-ⅢA期に対して術前プラチナ製剤併用療法は勧められるか?
- CQ2.肺葉切除可能な臨床病期ⅢA期(N2)に対して術前化学放射線療法は勧められるか?
- 3-2.術後補助化学療法
- CQ3.病変全体径2 cm以上の術後病理病期ⅠA,ⅠB期(第8版)完全切除,腺癌症例に対してテガフール・ウラシル配合剤療法は勧められるか?
- CQ4.病変全体径2 cm以上の術後病理病期ⅠA,ⅠB期(第8版)完全切除,非腺癌症例に対してテガフール・ウラシル配合剤療法は勧められるか?
- CQ5.術後病理病期Ⅱ-ⅢA期(第8版),完全切除例に対してシスプラチン併用化学療法は勧められるか?
- CQ6.EGFR遺伝子変異陽性の術後病理病期ⅠB-ⅢA完全切除例に対してEGFRチロシンキナーゼ阻害薬による治療は勧められるか?
- 3-3.術後放射線療法
- CQ7.術後病理病期Ⅰ-Ⅱ期,完全切除例に対する術後放射線療法は勧められるか?
- CQ8.術後病理病期Ⅲ期(N2),完全切除例に対する術後放射線療法は勧められるか?
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- 5-1.Ⅲ期非小細胞肺癌
- 5-1-1.化学放射線療法
- CQ9.切除不能局所進行非小細胞肺癌,全身状態良好(PS 0-1)の患者に対して化学放射線療法は勧められるか?
- CQ10.切除不能局所進行非小細胞肺癌,全身状態が良好(PS 0-1)な患者の化学放射線療法における放射線療法の最適なタイミングとしては化学療法との同時併用が勧められるか?
- CQ11.化学放射線療法においてプラチナ製剤と第3世代以降の細胞障害性抗癌剤併用を勧められるか?
- CQ12.切除不能局所進行非小細胞肺癌,シスプラチン一括投与が不適な高齢者に対して,連日カルボプラチン投与による化学放射線療法は勧められるか?
- CQ13-1.同時化学放射線療法後に地固め療法を行うよう勧められるか?
- CQ13-2.同時化学放射線療法後に免疫チェックポイント阻害剤による地固め療法を行うよう勧められるか?
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- CQ14.化学療法併用時の放射線療法の最適な照射線量は?
- 5-1-2.放射線単独療法
- CQ15.切除不能のⅢ期非小細胞肺癌で化学療法併用不能なものに対して,放射線単独療法は勧められるか?
- CQ16-1.切除不能のⅢ期非小細胞肺癌に対する放射線単独療法の最適な線量は何か?
- CQ16-2.切除不能のⅢ期非小細胞肺癌に放射線単独療法を行う際に通常分割照射以外の照射方法は勧められるか?
- 5-2.肺尖部胸壁浸潤癌
- CQ17.切除可能な肺尖部胸壁浸潤癌(臨床病期T3-4N0-1)に対する最適な治療は?
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◆樹形図(サブグループ別の治療方針) (遺伝子変異陽性の治療方針) (EGFR遺伝子変異陽性の1次治療) (EGFR遺伝子変異陽性の2次治療以降) (ALK遺伝子転座陽性の1次治療) (ALK遺伝子転座陽性の2次治療以降) (ROS1遺伝子転座陽性) (BRAF遺伝子変異陽性) (PD-L1≧50%の治療方針) (遺伝子変異陰性,PD-L1<50%,もしくは不明の1次治療) (遺伝子変異陰性,PD-L1<50%,もしくは不明の2次治療)◆補足
- ・Ⅳ期非小細胞肺癌における薬物療法の意義とサブグループ別の治療方針
- 6-1.遺伝子変異陽性
- 6-1-1.遺伝子変異陽性の治療方針(非扁平上皮癌)
- CQ18.全身状態良好(PS 0-1)な遺伝子変異陽性例に対する最適な1次治療は何か?
- CQ19.PS2-4の遺伝子変異陽性例に対する最適な1次治療は何か?
- CQ20.75歳以上の遺伝子変異陽性例に対する最適な1次治療は何か?
- CQ21.遺伝子変異のある患者に細胞障害性抗癌剤は勧められるか?
- CQ22.遺伝子変異のある患者に免疫チェックポイント阻害剤は勧められるか?
- 6-1-2.EGFR遺伝子変異陽性(非扁平上皮癌)
- 【EGFR遺伝子変異陽性の1次治療:エクソン19欠失またはL585R変異陽性】
- CQ23.PS 0-1の場合,1次治療としてどのEGFR-TKIが勧められるか?
- CQ24.PS 2の場合,1次治療としてどのEGFR-TKIが勧められるか?
- CQ25.PS 3-4の場合,1次治療としてどのEGFR-TKIが勧められるか?
- CQ26.エクソン19欠失またはL858R変異陽性に1次治療としてEGFR-TKIの併用治療は勧められるか?
- 【EGFR遺伝子変異陽性の1次治療:エクソン18-21変異(エクソン19欠失・L858R変異を除く)】
- CQ27.PS 0-1の場合,1次治療としてどのEGFR-TKIが勧められるか?
- 【EGFR遺伝子変異陽性の2次治療以降】
- CQ28.1次治療EGFR-TKI耐性または増悪後のT790M変異陽性例に対する最適な2次治療は何か?
- 6-1-3.ALK遺伝子転座陽性(非扁平上皮癌)
- 【ALK遺伝子転座陽性の1次治療】
- CQ29.PS 0-1の場合,1次治療としてどのALK-TKIが勧められるか?
- CQ30.PS 2-4の場合,1次治療としてどのALK-TKIが勧められるか?
- 【ALK遺伝子転座陽性の2次治療以降】
- CQ31.1次治療ALK-TKI耐性または増悪後のPS 0-2に対する最適な治療は何か?
- 6-1-4.ROS1遺伝子転座陽性(非扁平上皮癌)
- CQ32.ROS1遺伝子転座陽性に1次治療としてクリゾチニブは勧められるか?
- 6-1-5.BRAF遺伝子変異陽性(非扁平上皮癌)
- CQ33.BRAF遺伝子変異陽性に1次治療としてダブラフェニブ+トラメチニブは勧められるか?
- 6-1-6.遺伝子変異陽性(扁平上皮癌)
- CQ34.扁平上皮癌で遺伝子変異陽性であった場合に,チロシンキナーゼ阻害剤は推奨できるか?
- 6-2.PD-L1≧50%
- CQ35.全身状態良好(PS 0-1)なPD-L1≧50%に対する最適な1次治療は何か?
- CQ36.PS 2のPD-L1陽性細胞≧50%に対する最適な1次治療は何か?
- 6-3.遺伝子変異陰性,PD-L1<50%,もしくは不明
- 【遺伝子変異陰性,PD-L1<50%,もしくは不明の1次治療】
- CQ37.遺伝子変異陰性,PD-L1<50%,もしくは不明のPS 0-1,75歳未満に対する最適なレジメンは何か?
- CQ38.遺伝子変異陰性,PD-L1<50%,もしくは不明のPS 0-1,75歳以上に対する最適なレジメンは何か?
- CQ39.遺伝子変異陰性,PD-L1<50%,もしくは不明のPS 2に対する最適なレジメンは何か?
- CQ40.プラチナ製剤併用療法を受ける場合の推奨される投与期間は?
- CQ41.プラチナ製剤併用療法を受ける場合にベバシズマブの上乗せは勧められるか?
- CQ42.プラチナ製剤併用療法を受ける場合に維持療法は勧められるか?
- CQ43.PS 3-4の患者(遺伝子変異陰性もしくは不明,PD-L1発現は問わない)に薬物療法は勧められるか?
- 【遺伝子変異陰性,PD-L1<50%,もしくは不明の2次治療以降】
- CQ44.1次治療耐性または進行例,PS 0-2に推奨される2次治療は何か?
- CQ45.PS 0-2に対して2次治療以降で推奨される細胞障害性抗癌剤は何か?
- CQ46.2次治療でドセタキセルを用いる場合にラムシルマブの併用は推奨されるか?
- CQ47.2次治療でエルロチニブは推奨されるか?
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- 7-1.骨転移
- CQ48.症状を有する骨転移に対して放射線治療が勧められるか?
- CQ49.症状を有する骨転移に対する放射線治療として,分割照射は勧められるか? 単回照射は勧められるか?
- CQ50.脊椎転移が脊髄圧迫を生じている骨転移に対して外科治療が勧められるか?
- CQ51.骨転移を有する症例に対して骨関連事象の抑制(発現率を軽減し,発現までの時期を延長させる)に骨修飾薬(ゾレドロン酸またはデノスマブ)は勧められるか?
- CQ52.病的骨折の危険性が高い,または脊椎転移が脊髄圧迫を生じている骨転移に対して放射線治療が勧められるか?
- 7-2.脳転移
- CQ53.脳以外の病巣がコントロールされており,かつ単発の脳転移に対して,定位手術的照射や外科治療は勧められるか?
- CQ54.症状を有する脳転移に対して,外科治療は勧められるか?
- CQ55.症状を有する脳転移に対して,放射線治療は勧められるか?
- CQ56.癌性髄膜炎に対して,放射線治療は勧められるか?
- CQ57.多発性脳転移に対して,放射線治療は勧められるか?
- CQ58.手術やSRSに全脳照射の追加は勧められるか?
- CQ59.症状を有する脳転移に対して,ステロイド単独治療は勧められるか?
- CQ60.無症候性脳転移に対して,薬物療法は有効か?
- 7-3.胸部病変に対する緩和的放射線治療
- CQ61.縦隔・肺門病変による気道狭窄,上大静脈狭窄など胸郭内の腫瘍増大に伴う症状の緩和を目的とした胸部放射線治療は,行うよう勧められるか?
- 7-4.癌性胸膜炎
- CQ62.胸腔穿刺・ドレナージを行った癌性胸膜炎に対して,どのような治療が勧められるか?
- 7-5.癌性心膜炎
- CQ63.心囊穿刺・ドレナージを要する癌性心膜炎に対して,どのような治療が勧められるか?
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Ⅲ.小細胞肺癌(SCLC)
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- CQ64.臨床病期Ⅰ期の小細胞肺癌に外科治療は勧められるか?
- CQ65.小細胞肺癌の手術後の治療は何が勧められるか?
- CQ66.限局型小細胞肺癌(PS 0-2)において化学放射線療法は勧められるか?
- CQ67.限局型小細胞肺癌(PS 0–2)の化学放射線療法における放射線療法のタイミングは,早期同時併用が勧められるか?
- CQ68.限局型小細胞肺癌(PS 0–2)に対する放射線照射法は,通常照射法と加速過分割照射法のどちらが勧められるか?
- CQ69.限局型小細胞肺癌(PS 0–2)に対する化学放射線療法に併用する最適な薬物療法は何か?
- CQ70.PS 3-4の限局型小細胞肺癌に対して薬物療法は勧められるか?
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第2部.悪性胸膜中皮腫診療ガイドライン
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Ⅰ.診 断
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Ⅱ.治 療
第3部.胸腺腫瘍診療ガイドライン
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Ⅱ.治 療
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