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肺がんガイドブック

※上記バナーより2024年度版(最新)ご確認いただけます

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患者様からのメッセージ

Hi!フレンズ 三宅 房世様

このガイドブックは、Q&A 方式で書いているので、わかりやすく、調べたいものがすぐに調べられます。

ガイドブックの作成メンバーには、肺がん患者も含まれているので、患者さん目線により近いものになっています。

肺がんと告知されてすぐの方は特に、用語一つとってもわからないことだらけだと思うので、このガイドブックを大いに活用していただきたいです。

三重肺がん患者の会 大西幸次

肺がんと診断され、困惑して色んな情報を探して、ここにたどり着いた方もいらっしゃると思います。ネットには間違った情報が溢れていて、その中から正しい情報はどれ??その判断が難しいのです。
「肺がん患者さんと家族のためのガイドブック」は正しい情報だけでなく、分かり易い内容となっています。

知りたい情報がQ&A方式で記載されていますので、知りたいところだけを読む事が出来ますので、新たに患者さんとなった方へのプレゼントにも最適だと思っています。
是非、ご覧いただき感想をいただけると有難いです。

肺がん患者サロンなでしこ 中矢仁美

「患者さんと家族のための肺がんガイドブック」は、肺がんという病気に直面する患者さんやそのご家族にとって、心強い道標となる一冊です。医療の専門家たちが科学的な根拠に基づいた情報と、知識と経験をもとに執筆しており、わかりやすく整理されています。

本書は、患者さんが抱える疑問や不安に対してQ&A「一問一答形式」になっており、基本的な知識から診断方法、治療、お薬の種類や選択肢、副作用の対処法、生活の工夫など幅広く網羅しています。これらは、実際の生活の中でどのように病気と向き合い、乗り越えていくのかを具体的に示しています。

各章ごとに挿入された図表やイラスト、画像は、とてもわかりやすく、さらに、本書は専門用語を極力避け、一般の方にも理解しやすい表現で書かれています。これにより、医療の知識が少ない方でも安心して読むことができるでしょう。このガイドブックを手にすることで、より良い治療と生活を実現する一助となることを心より願っています。

NPO法人肺がん患者の会ワンステップ 長谷川一男

ガイドブックを読まないと損をする

「ガイドブックを読まないと損をする」と私は思っています。

肺がんの医療を受けることは、大半の方が初めてだと思います。そのため、肺がん治療、またその前提となることをよく知りません。お医者さんはというと、その道のプロですから、肺がん治療のことをよく知っています。よく知らない人とよく知っている人、この二者が同じ診察室で話すと、コミュニケーションがうまくいかなくなる場合があります。皆さんもそんな経験はないでしょうか。このガイドブックは肺がん治療やそこにまつわる支援のことなどを学ぶツールです。治療でしか出てこない言葉も理解できるようになり、お医者さんと前よりはスムーズに会話ができるようになります。逆に言えばガイドブックを読まなければ肺がん治療のことをよく分からないまま。コミュニケーションもうまく行かなくなる場合があります。それは損だなと思うわけです。

知識が足りなくて損をする。その一例をあげてみましょう。「主治医。」「主治医」というと、皆さんどのようなイメージがありますでしょうか。自分の情報をすべて管理している人。何でも自分のことをわかってくれている人。安心感、こんな感じでしょうか。ただ、その考えは間違っています。そもそも主治医、という概念は、今、存在しない。「主治医」という単語はガイドブックで一度も出てきません。つまり、この日本の肺がん医療の現場では、「主治医」はいないんです。どういうことなんでしょう。

「主治医」という言葉の代わりに使われているものがあります。「担当医」です。「主治医」はいなくて「担当医」はいます。これが何を意味するのかというと・・・「チーム医療」が進んでいることを表しています。医師だけでなく、看護師、薬剤師、栄養士、リハビリなどなど、それぞれのプロが仕事を分担するようになりました。医療が進化してきて、チームで患者を診ていくようになったんです。「主治医」という言葉には、確かに安心感があります。でもそれは少し前の時代の話。プロといってもしょせん一人。進化し複雑なものを、集団で協力して行うことに勝てません。だからよい医療を目指して、現場ではチーム医療に切り替わり、「主治医」と言う言葉は使われなくなりました。こういった中で、患者側が昔ながらの「主治医」という概念を持ったままでいると、そこに頼りきりになってしまい、チームの力を引き出せなくなってしまうかもしれません。これが損をするとかいた理由です。

ガイドブックはこういった患者・家族があまり知らない治療の知識や前提を知らせてくれます。ぜひ一冊手元に持っていてほしいなと思います。患者側も最低限の知識や前提を知って、進んでいけると、満足する医療へつながっていくと考えています。