肺癌学会について

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理事長就任挨拶          

特定非営利活動法人 日本肺癌学会 理事長              
日本医科大学大学院医学研究科 呼吸器内科学分野 主任教授       
弦間 昭彦 

 2018年12月より、特定非営利活動法人 日本肺癌学の理事長を拝命することとなりました。
 
 日本肺癌学会は、肺癌研究会として1960年に発足、1966年に日本肺癌学会と改称し、2007年には特定非営利活動法人となり現在に至っています。そのミッションは、「日本肺癌学会は肺がんおよび関連する領域の研究、患者ケアの進歩ならびに知識の普及をはかり、ひろく社会と連携をとりつつ人類の健康と福祉の増進に寄与します」と謳っています。特に、診療技術の進歩が目覚ましい肺癌領域を専門とする学術団体であり、また、肺癌は、我が国の死亡要因の3分の1を占める「悪性腫瘍」の中で第1位に位置する要因であり、その対策は、国家の疾病対策上、重要な案件とされています。近年、社会から今までになく注目されていると感じています。

  最近の具体的な進歩としては、画像技術、内視鏡診断・治療、分子標的治療薬の開発、標的治療分野での分子診断技術、放射線治療技術などの進歩、免疫チェックポイント阻害薬の開発などが挙げられます。一方で、ビックデータ利用や人工知能の活用など、テクノロジーの新しい革命的変化が予想され、肺癌研究、診療を取り巻く環境は、急速な展開が見られつつあり、より創造的な活動が求められる時代になってきました。この変化を踏まえ、日本肺癌学会が社会で果たすべき役割をしっかりと認識し、社会への貢献をしていきたいと考えています。

  光冨前理事長のもと、ガイドラインや手引きなどの内容の充実、情報発信方法の多様化、各種要望書の厚生労働省への提出、患者アドボカシー活動との協働、次世代の肺がん医療を担う研究者の養成・育成を目的としたプリセプターシッププログラムや医療従事者向けセミナーなどの教育事業が進められました。今後、それら事業の推進と時代に沿った事業の追加と必要となる修正を行っていきたいと思います。

  特に、以下の事項を重視していきたいと思います。

   # ガイドラインや手引きなど、学術的活動のさらなる充実と社会への発信

   # 上記、変化を踏まえた学術団体としての研究基盤の充実

   # 基礎医学、臨床などを含めた幅広く厚い学術グループの形成

   # 急速に進歩している肺癌診療の啓発活動の強化

   # 世界肺癌学会との連携など、国際化の推進

   # 関連他学会などとの有機的連携活動の推進

  このような活動を進め、会員や社会からの期待を実現し、目に見える進歩が進む領域の学会として、責務を果たしてゆきたいと考えています。

皆様のご理解、御協力をお願いいたします。



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